正月明けで授業もまだなので自宅にデリヘル呼んだ。
日常空間に女の子がいるのって最高だし、専ら宅ヘル派。
モザイクがかかっているのでわからないけど、プロフィールを見る限りでは、若くて細くて良さげな子なので呼んでみた。
怖いお兄さんから「家の前に着きました。今から女の子が伺います」と電話があり、階段をコンコン上がってくるヒールの音が聞こえた。
この瞬間がドキドキして毎度のことながらなんともいえない。
インターホンが鳴った。心を躍らせて玄関に行くと…、
そこにいたのは、 大学の同級生だった。
二人で「あ…」となってしまった。同じゼミや部活ではないが、知り合いの知り合いレベルで、他の友達と一緒に授業に出たことや、食事をしたことぐらいならあるぐらいの仲…。
こっちの印象も「あまり喋ったことないけど真面目でキレイな子」程度しかないので、もちろん俺のアパートの場所なんて知っているわけがない。
自慢じゃないが、世間では一流と目される大学だし、まさか、うちの大学にデリヘル嬢なんているとは夢にも思わなかった。
普通のデリヘル嬢相手にはタブーの質問だが、入店のきっかけを聞いてみた。
「私の実家ね、小*生の時にお父さんが女作って出ていっちゃって、3人きょうだいだし、自分と弟の学費と生活費を稼がなくちゃいけなくて、苦労してるお母さんにも仕送りしたくて…」
意外にシリアスな話に、知り合いというバイアスも相乗して目が潤んだ。
しかし、彼女は悲しむ様子もなく淡々と話して、終わるとニコッと笑って、
「つまらない話をしちゃってごめんね。ほら、ボーッとしちゃってどうしたの?あー、わかった、脱がせてほしいんだね。でもその前に…」
部屋に入ってまだ3〜4分しか経っていないのに、彼女の舌がグイグイ入りこんでくる。
今までのどのデリヘル嬢よりも丁寧で、激しい、ディープキスだった。
俺はもう興奮して冷静さを失い、彼女にされるがままとなってしまった。
激しいディープキスは同級生である衝撃、純粋に上手さによる衝撃、あともう一つの衝撃があった。
「ごめんね、私の口、タバコ臭いでしょ…。大丈夫?」
もう一度書くが、俺の大学は一流と目されているところで、しかも彼女は大学の中でも真面目との評判がある子なのだ。
事実、キャンパスの喫煙所に女子なんてまず見かけない。
稀に居たとしても、明らかにインカレサークルで来た他大生とわかるギャルぐらいしかいない。
無論、俺も生涯一度も喫煙などしたことがなく、お酒もほとんど飲めない。
普段だったらイヤな匂いでしかないのだが、でも今日の相手は違う。興奮が強まって、脳内が混濁してきた。悪くないかもこの匂い。
「うん、タバコ臭いよー。でも、普段真面目だからギャップで興奮しちゃったかも」
中*生の時からストレスでコッソリ吸っていたが、あまりに真面目な優等生だったので、誰にも疑われることがなかったという。
家庭の重荷を一身に背負ってタバコに手を出したのかと思うと、下半身の膨らみがより一層大きくなったとともに、彼女への申し訳なさで一杯だった。
お互いに全裸になり、俺の布団に彼女が転がり込んだ。
男の一人暮らしの布団なんてお世辞にも清潔とはいえない。
よく見れば一人遊びの痕跡もあるし、枕だってなんとなく黄ばんでいる。でも、嫌な顔ひとつせずに「お布団あったかいね!」って嬉しそうな表情を見せる。
一緒に布団に入り、身体を愛撫しあった。肌と肌が触れ合うのは心地が良い。
ここで、不思議に思ったことがあった。
一般的なデリヘルの手順として、何かひとつおかしいことがないか、そんな風に思ったのは俺だけだろうか。
お気づきの方もいるかもしれないが、普通のデリヘルの場合、二人でシャワーを浴びてからプレイを開始する。
店によっては、うがい薬なんかまで持ち込んで強制するところすらある。キスしたときにはお互いうがい薬の味でしたなんてこともしょっちゅう。
でも、彼女は一切、お風呂やシャワーに類する発言をしなかった。
口の中で丁寧に愛撫されている愚息も、30分前にトイレを済ませたままだ。
6万円や8万円する高級ソープには即尺と言われる行為があるのを雑学的に理解してはいたが、まさか大学の同級生にされるとは想像もできなかった。
フェラチオはどこでやり方を覚えてきたんだと説教したくなるぐらいに、愚息がとろけるような感覚に陥った。
そして、彼女の舌はどんどん下に降りていく。
袋を優しく口に含んでモグモグしてくれている。どんどん興奮が高まった。
さらにさらに、下に潜っていた。
「!!!!!」
初めての経験だった。後ろの穴が同級生に刺激されている。
チロチロと周囲を軽く舐めたかと思えば、次は穴の奥にまで思いっきり突っ込んでくる。
「アヌス、やわらかくなってきたよ!」
彼女はさも当然のように、そしてからかうように微笑んだ。
相手が同級生だけに、素人童貞の俺も負けじと彼女の身体を愛撫した。陰部は既に濡れそぼっていた。まだ軽く触っただけなのに。
「この仕事してるときは本気だから。プレイの時間だけに過ぎないけど、その間は本当に相手のことを恋人だと思ってる。そうするのがお客様に対する礼儀だし、実際どんどん濡れてくる。薬とかをあらかじめ入れる子もいるけど、私は全然必要ないかな」
濡れそぼった陰部は匂いも薄くて舐めやすい。
指を入れると、彼女のかぼそい声が天井に響く。反対に俺のほぐされた穴の中にも指が入っていく。
いけない感覚が全身を襲う。
入れられているときより、抜かれたときの方が気持ちがいい。
「ふふふ、ここに指入れられるの初めてでしょ。ピクンピクン身体がうねってるよ」
身体と心の準備ができたところで体位を聞かれた。
素人童貞なので無理をせず、彼女に上になってもらい預けることにした。
彼女は上になり、俺の上にまたがった。
「えっ? 大丈夫なの?」
「大丈夫よ、飲んでるから」
真面目な同級生は本当の意味でプロだった。
軽蔑している意味ではなく、プロ意識の高さにひたすら敬服していた。相手を楽しませること、悦ばせることがプレイのすべてなんだと。
もし彼女が同級生でなかったとしても、過去と比較してもナンバーワンであることは揺るぎない。いつものデリヘルでは味わえない快感が襲った。
「ああ、もう最高。私、イキそうだよ」
事実かどうか定かではないが、少なくとも俺には、彼女が本当にイッたように見えた。最上の遊戯だった。
次に、俺が上になり、やり方を教えてもらった。
他のデリヘル嬢にはカッコ悪くて聞けないが、彼女にだったらなんとなく聞きやすかった。
腰の動かし方や気持ちよくさせる方法などを事細かに教えてくれた。これで自信が持てるようになった。
「今までもこういうお客様いたから自信もっていいよ!あと、大学名言ったら勉強の質問してきた人もいたんだよ」
彼女だったら普通の家庭教師をやってもうまくいくだろう。
あまりの気持ちよさに尽き果てそうになったが、最後に手と口で3回目のフィニッシュ。すべて飲み込んでくれた。
すべてが終わった後、家に来て初めてのシャワーを浴びた。
全身をくまなく洗ってもらった。
彼女は先に上がり、部屋でバスタオルを巻いて座っている。
「ごめんね、一本いいかな?」
と言いつつ立て続けに2本のタバコを美味しそうに吸っていた。
少し落ち着くと、服を着ていた。
彼女らしい、大人しくて清楚な洋服を身に着けていた。デリヘル嬢特有の派手でだらしない感じは一切ない。
手をついて頭を下げ「本日はありがとうございました。もしよかったらまたご指名ください」
と言って、名刺をくれた。
同級生相手なのに一切区別せず、きちんと挨拶するところが彼女らしい。
笑って手を振って、店の車に乗り込んでいった。
ホームページを見ると、明日の早朝まで仕事が入っている。今頃、他の男性のところで本気で腰を振っているのだろう。
明日の1限は彼女と同じ授業がある。
デリヘルでほとんど寝ていない様子を微塵も見せずに、真面目な彼女は教室に入ってくるだろう。
俺はどんな顔をして会えばいいのだろうか…。