15年以上も前の5月の連休のこと。
恋人(今の妻)とファーストキスまで進んだ俺(当時大学3年生)は、次はキス以上の関係にと思って密かに「ゴム」を買い求め、ポケットにしのばせて持ち歩いていた。
そんなある日の夕方、買い物をしようと商店街を歩いていると、ものすごい迫力でエンジン音を響かせて、白とピンクに塗り分けられた1台の大きなバイクが止まった。
ヘルメットからのぞく長い茶色く染めた髪に「もしや」と思って見ていると、案の定、女性ライダーだ。
しかも、なかなかの美女で、乱れた髪を手で整える仕草も、ものすごくセクシーだ。
何とか声をかけるきっかけをと思っていたら、止めたバイクを駐車スペースに入れようと押して歩き始めたが、なかなか重そうだ。
俺は素早く駆け寄り、後ろから押しながら
「すごいの乗ってらっしゃるんですね」
と声をかけた。
最初はキョトンとしていた彼女も
「もうバイク歴長いんですか」
などと矢継ぎ早に声をかけるのに根負けしたかのように、少しずつ口を開いてくれ、少しの間、お茶することに。
彼女の名はC子と言って、俺より2つ年上の大学院生。
そろそろ暗くなり始め、
「じゃあまたね」
と言ったものの、今度いつ会えるか判らないし、せっかくの出会いがもったいない。
そんな気持ちで、C子が再びバイクに跨るのを見ていたら、エンジンをかけるために深く踏み込む仕草が、これまたセクシーでたまらない。
思わず傍らに立った(俺の分身もそそり立っていたが)まま肩に手を回し、
「このままギアをつないで、その髪をなびかせて、爆音と甘い香りだけを残して走り去っていくなんて切ないよ」
と言うと、
「じゃあ、どうするの」
と聞き返してくるのも待たずに、俺は素早く後に跨り、C子の華奢な腰を抱きかかえながら
「もうちょっと一緒に風を感じていたい」
と囁いた。
C子は
「強引なのね。しっかりつかまってないと振り落とされても知らないよ」
と言いながら、バイクを発進させた。
俺は意図的に腰を抱きかかえた手の強さを加減させたり、怒張した分身をC子に押し付けたりしていると、
「もうーっ。変な所が当たってるよ」
と言うので、
「だって、この姿勢じゃ、仕方ないよ。でも、本当はここに当てがうんだよね」
と言いながら、手を下の方にずらし、C子の股間をそってなでた。
「やめてよ。変なとこ触らないでよ」
「ふーん。変な所なんだ。じゃあ、こっちは」
と、今度は手を上の方にずらして胸の感触を味わう。
「待ってよ。運転ミスったら大変でしょ」
「じゃあ、2人きりでゆっくりできる所に行こう」
「だめ。彼氏いるって言ったでしょ」
「じゃあ、やめない」
と俺は片手でC子の股間をなで、もう一方の手で胸を揉んだ。
「待って。わかったから」
C子はそう言うと、ホテルに向かった。
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部屋に入るなり激しくキス。
いきなりのキスなのに、そのまま10分くらい舌を絡め合って激しく抱き合った。
どちらからともなく唇を離すと、俺は
「ごめん。でも、どうしても我慢できなくって・・・ C子が欲しくてたまらない」
と言い、再びC子を抱きしめ、片手でC子のツナギのジッパーをおろし、ブラジャーのホックを外した。
「ツナギの中に閉じ込めておくのが窮屈なくらい大きいね」
と言いながら胸を揉んでいるうちに、C子の息づかいもだんだんと荒くなっていく。
俺も唇をC子の唇から胸に移し、今度は手を下腹部の方に移し、ツナギを脱がしにかかる。
下着を通した感じでも、もうあそこはすっかり大洪水のようだ。
「すごく濡れてるよ。いつもエンジンの上に跨ってるから、いつも撫でられてるようなものなのかな」
と聞くと、
「恥ずかしいこと聞かないで。さっきからずっと感じるようなことしてるくせに」
と言うので、
「じゃあ、もっと感じよう」
と再び唇をふさぎ、舌を絡めながら、両手と足を使って巧みにC子のパンティーを取り、指を股間に這わせる。
悶えながら唇を離そうとするC子だが、強く吸って唇を合わせたまま、胸と股間に指を這わせていると、C子の息使いもますます激しくなってくる。
このまま入ろうかとも思ったが、やはり口でも味わってみたい。
俺はC子の唇から唇を離すと、体勢を変え、C子の下の入り口に唇を当て、周辺部をくわえたり、中に舌を這わせたりしていたら、ますます中は大洪水となり、C子の喘ぎも絶頂に達してきた。
「もうじらさないで。来て!」
の一言に、再び体勢を変え、俺の分身をC子の入り口に当てがうと、
「行くよ、C子。ひとつになろう」
と囁き、C子が頷くのも待たずに再び唇を重ね、きつく吸うのと同時に、分身をC子の中へと進入させた。
俺の分身がC子の洪水で包まれているのが何とも言えないいい心地で、その上、C子の締め付けが素晴らしい。
あまり激しくすると一気に爆発してしまいそうなので、必死にこらえて、ゆっくりと動く。
でも、C子の締め付けがそれを許してくれない。
上の唇では舌が、下のもう一つの入り口では分身が抽送を繰り返し続けている。
不意にC子の反応が変化したかと思うと、ただでさえ洪水のところなのに堤防が決壊した様子。
俺もフィニッシュの近さを感じ、腰に添えた両手を思い切り引き付け、分身を思い切りC子の奥に押し付け、C子の奥の院の入り口で円を描くような形で腰を動かし続けた。
次の瞬間、何とも表現できない絶頂感に襲われた俺は、C子の腰を抱いた両手に一段と力を込め、C子の唇から唇を離して
「とってもステキだよ、C子。僕のこと全身で受け止めて」
と叫びながら、思い切りC子の中に果てた。
しばらく抜け殻のように横たわっていた2人だが、C子の方から
「すごかった。でも、中に出しちゃったのね」
と言ってきた。
「ごめんね。夢中だったし、あんまり気持ちよかったものだから」
「まあ、いいか。安全日だし、すっごくよかったし」
「それに、実は僕、これが始めてなんだ。C子のようなステキな子が卒業の相手でよかったよ。ありがとう」
と言うと、
「じゃあ、今夜は卒業記念パーティーね」
と言ってくれて再び抱き合い、その夜は朝まで5回も愛し合った。
もちろん、全部、中出しで。
結局、恋人との初体験用にと持ち歩いていた「ゴム」は使わずじまいで、数日後、「予定どおり」恋人との初体験で使うことになった。
唯一の誤算は、その時点で俺は一足先に「卒業」していたことだったが、妻は今でもその時2人同時に「卒業」したと思っているようだ。
そして、C子とは、お互いに結婚した今でも、たまに内緒で連絡を取り合って逢瀬を楽しんでいる。
来月には「恋人岬」で愛し合ってくる予定だ。