自動車教習所のほのぼの恋愛青春体験 [エッチな話まとめ]


自動車学校の学科受講中、
階段状の席に座っていたら、急に後ろから背中ツンツンされた。

俺「なんすか?」

嫁「え、あ、すいません」

無意識に背中ツンツンしただけだったらしい。

ま、俺はその瞬間将来嫁になる女性に一目惚れしたわけだが。

当時高校三年、嫁は九州某県の女子高に通う子。

ちっちゃくてスリムで顔は整ってて美人タイプ。

葉月里緒奈を柔らかくした感じ(←かなりのひいき目)

俺は嫁とは違う九州某県の工業高校に通ってた。

県は跨ぐが隣町同士で自動車学校は嫁さんの方の県にあって、
自分らは学校からバスで行ってた。

ほぼ男子高の工業高校に通い、
小学校からの柔道少年だった俺は女子耐性無く、
その後も自動車学校ではなんとなく嫁さんを遠くから見てた。

たまに目が有ったら向こうは微笑みかけてくれるが
こっちは周りの連れの目が気になって軽く挨拶する程度。

自動車学校は全員の生徒手帳(?)的なものが棚に誰でも見えるように並べられてて、
その手帳の表紙には名前とか住所とか誕生日とか書かれてた。

個人情報何それ?って感じだなw

なので嫁の名前はそこで知ってたが特に何かをするわけではなかった。
で、冬休み中の自分の誕生日。

部屋で何かやってたら母から

「●●さんから電話。」

と呼ばれた。
にやにやして受話器渡す母、誰かわからない俺。

俺「もしもし?」

嫁「えっと、俺君だよね?嫁子です・・・自動車学校の・・・。」

俺「あ、!うん!」(この時めっちゃ大きな声だったw良く覚えてるww)

嫁「友子が手帳見て教えてくれて電話したけど。ごめんね勝手に・・・。」

俺「いやいあ、いいよ問題無いよw」

その後の会話を要約すると、
嫁の親友の友子が嫁が微笑みかける俺の情報を手帳でゲット

→友子、誕生日だから電話かけてみたら?とけしかける(友子GJ!!)

→嫁子、迷いながらも電話。

→俺、超ハイテンション!

部屋に戻って子機で長電話。

どの位話したかは忘れたけど、今度自動車学校に行く日とか話したと思う。

冬休み最後の日にお互い行く予定だった。

あとお互いの事とか。。。
この時自分が神奈川に就職する事と嫁が地元に就職する事が分かった。

電話切る直前

嫁「えっと、誕生日だね、おめでとう!」

俺「う、うん、ありがとう!嫁子ちゃんは誕生日何時?」

嫁「4月。私がお姉さんだねww」

俺「じゃあ次の誕生日は絶対電話しておめでとうって言うよ!」

嫁「でもその時は神奈川いっとるよね・・・。」

俺・嫁「(長い沈黙)」

俺「でも俺嫁子ちゃんの事好きだから電話すっよ!!」

嫁「!!!」

いきなり告る俺。

さすが女性耐性というか経験0の暴走はすごいぜww
言ってしまってからあせった俺は

「じゃあ○日に自動車学校で話そう、じゃまた!」

と言い電話切っってしまった。
子機を返しに行くと。。

母「誰ね?」(ニヤニヤ)

俺「友達、自動車学校の」

母「たかか金ば払った甲斐のあったねぇ~」

父「そん子にかける電話なら幾らでも長電話してよかぞwww」

俺「・・・。」

その後自動車学校の日まで悶々とした日々。。。

冬休み最後の日、自動車学校バスの中であったらどうしようとか
なんとか悶々と考えてた。

バスを降りたがまだ嫁子は来てなかった。

ほっとする気持ちと残念な気持ちがま混ざる不思議な感覚。

最初の授業は教習所内の乗車講習。

その手続きしてぼーっとしてるといつの間にかやってきてた友子に話しかけられる。

友子「おはよー。私友子だけどわかる?」

俺「あ、うん。」

友子「今日一限目は?」

俺「乗車講習だけど。」

友子「じゃあ、後ろ乗ってもいい?」

他がどうだかわからないけど、
自分が言ってた自動車学校は構内講習の時は講師が許可出せば
だれでも後部座席に乗って良かった。

が、さすがに緊張して何も答えられない俺と回答を迫る友子。。

友子「じゃ、よろしくー。」

と勝手に決め付けて行ってしまった。

今思うと友子マジGJすぎるなw

今度なんか買って送るか。

講習の前に講師に

「友人が乗りたいって言ってるんですけど。」

と伝えると

「男?女?」

と聞く講師。

俺「あ、女の子です。」

講師(ニヤニヤ)「いいよwww」

てめぇwww

ちなみにこの講師、生徒に手を出して1周り以上年下の嫁を持ってるw

まあ基本いい人なんだけどねw
で、やっぱり友子は嫁子を連れてやってくる。

友子再びGJ!!

なんだけど当時の俺は微妙な感じだったと思う。

嫁・友子「よろしくおねがいしまーす。」

講師「おう、こいつ緊張するから参考にならんけどよろしくな。」

俺「・・・。」

講習スタート。

講師「さあ、行こうか。女の子乗ってるからエンストすんなよw」

俺「(てめぇ!!)」

ああ、エンストしましたよ!!
というか緊張で足がまともにうごかんかった。

講師「wwわかりやすいやっちゃなー。どっちが彼女?」

俺「いやっ・・・。」

友子(嫁子を指さしながら)「こんこが彼女w」

嫁「ちがうってもーーーww」

講師「wwww」

そのあとはなんとかスタートし、
コース間違いやらかしたぐらいですんで、何故か少し早めに講習終了。

講師「はい、おつかれさん、彼女達は先に降りててねー。」

嫁・友子「はーい、どうもありがとうございましたーw」

講師「で、どうやって知り合った??キスぐらいしたと?」

俺「・・・。」

講師「答えんと今日の講習0点な。」

講師め、話聞く為に早く講習切りあげやがったな。

結局根掘り葉掘り聞かれ経緯を話す俺。

講師「おめぇまだ何もしとらとかww」

俺「経験なかけん。。」

講師「ま、がんばれ童貞www」

俺「・・・。」

教習車を降りたら校舎(なんといえば良いかわからないけど、
事務所と待合所と学科やるとこは入ってる建物)の入り口で嫁子が待っててくれた。

この時点でドキドキ。

嫁「お疲れさま(ニコっ)」

俺「あ、うん。なんか失敗したね」

嫁「えーうちなんかこの前3回もエンストしたよww」

俺「ww・・でもかっこわるかね、俺w」

嫁「そんなことなかよ。ねぇこの後何受ける?」

俺「三限目の学科で終わりのはず」

嫁「あ、私も同じ学科受けるよ。それで終わりだから。」

俺「あ、じゃあ午後どっかで話せる?」

嫁「うん。じゃあ駅わかる?」

俺「ああ、うん、そこで。」

嫁「じゃあ、二限目乗車講習だから行くね、じゃ、またあとでねー。」

二限目は何もなかった俺は嫁の講習みてたけど、
確かに下手だったww

ずっと「がんばれー」と念を送る18歳の俺。

三限目の講習では入口で目が有って照れるむさい坊主の俺。

後でわかったが一限目の講習からここまで全て腐れ縁の親友に見られてた。

そりゃばれるわな。

三限目終了後、急いで帰ろうとする俺を捕まえる親友A/B

A「○○~、今日これでおわりやろ?どっかいかん?」(ニヤニヤ)

B「で、色々はなそーぜwww」(ニヤニヤ)

てめえらwww

俺「ちょっと用事あって先帰っけん。」

A「お、俺もついていこうかなww」

B「てか、あの子はなんねw」(←こいつはいつも直球)

俺「ああ、知り合い・・。」

A「○女子高の知り合いとかwありえんww」

B「おまえ、紹介しろww」

何故か爆笑する二人・・・
まあ柔道部所属でずっと男臭いのしか回りに居なかった俺が
女の子と話してたら爆笑するよな。。

が、爆笑で隙を見せた所を見逃さなかった俺偉い。

俺「今度ちゃんと話すけん、今日はほんとごめん!」

そう言って走って逃げた。

A/B「あいつ走ってるw逃げんなよwwww」

笑い転げる二人を背に駅に走る俺。

駅に着いたら走ったこともあって早く着きすぎた。

色々考えて考えて考え過ぎて何も考えられなくなったので
ベンチに座ってぼーっとしてたら友子が来た。

友「俺君、おつかれーww」

俺「あ、うん。」

友「うんてwこれからデートだって?www」

俺「いや、、デートっていうか。//」

友「嫁子から全部聞いてるよwもうそろそろ来ると思うから嫁子の事よろしくねwww」

笑いながらペコっと頭下げて駅の中に入ってく友子に以外にもクラッと来た俺。

だって女性耐性無いもん!!

幼馴染の女二人居るけど、
そいつらと小学校高学年ぐらいから遊ばなくなって以来女の子と殆ど話す事なくて、
柔道始めたら周り男しか居なくて、
その後もずっと男に囲まれ入った工業高校も女は1学年に2~3人しかいなかった。

ってなんか話がそれたけど、そこに嫁がやってきた。

嫁「ごめんね、おそくなっちゃった。」

俺「いや、待ってない、待ってないよ、待ってない!」(←もちろん緊張して大声w)

嫁「//」
俺「あ、ごめん、声大きいね。。。。どこ行く?」

嫁「どこでもいいよwってこの辺詳しくないよね。そこの喫茶店いこっw」

その辺の喫茶店に入り話す二人。
俺はアイスコーヒー、嫁はパフェとオレンジジュース。

自動車学校の話とかで話はそれなりに弾むんだけど、
なんとなく上滑りした感じでしばらくすると無言の時間も多くなってきた。(汗)

なんか話さなきゃなーって思ってると、嫁が何かをバックから取り出した。

嫁「あのね、これ、家帰ってから読んで・・・。」

俺「あ、ありがとう。。。てか女の子から手紙もらうとか初めて//」

嫁「ほんとに?」

俺「うん・・・。」

お互い照れて下向いて気まずいというか緊張というか、
空気が・・・その空気を打破すべく聞きたかった事を思い出した。

俺「あのさ、あの時なんでツンツンしたの?」

嫁「wあれね、ちょっとおもしろくてwww
だって、授業俺君の背中全く動かないから、
このままずっと動かないのかなーって思ってww」

俺「いやいや、動くよ、めっちゃ動くよwww」

嫁「何それwwでもほんと動かないからツンツンして試したくなったのww」

俺「www」

嫁「柔道やってたからかなぁ姿勢いいよねw」

俺「そんな事言われた事無いよwww」

嫁「ねー、また背中ツンツンしていい?ちょっとあっち向いてww」

俺「ちょwwwいいよwww」

ツンツン、ツンツンツン

俺「ちょwwwくすぐったいwww」

嫁「wwかたいねー、背中かたーいwww」

今思うと危険な発言の嫁w

しばらくツンツンしてたけど、
ツンツンをやめてスーッと指が背中に走った。

俺「ん?」

嫁「ふふっw」

もしや・・・

俺「なんか書いた??」

嫁「ふふふっ秘密www」

正面を向くと嫁はすっごい笑顔だった。
今しかない、と気合を入れる俺。

俺「あのさ・・・この前の電話・・・。」

嫁「うん。」

俺「ホントうれしかった。女の子に誕生日おめでとうって言われたの初めてだったから。
で、突然あんな事言ってごめん。でも本気だから。ほんとに好きだから。」
嫁「うん、うちも・・・好いとうよ・・。」

えんだぁっぁあーいやあぁーおるうぇーいーらーぶゆぅー!!!

って事でお互いの好きを確認したあの頃の二人。
その日は手をつないで店を出て、
駅で嫁と別れるまでずっと無言だったけどお互いニコニコしてました。

その後就職まで週一ぐらいでデートを重ね、初キスは就職前日w

就職後は2年間遠距離→遠距離を苦に別れ→2年経って再開、
1年たって復縁→2年経って結婚しました。

で、今年結婚10年目を迎えました。
二人の息子共々、今も嫁さんスキーです。

書き始めたらホント長くなったwww
あと紳士の皆さんはパンツはいてくださいwww



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