お酒を飲むとエロくなって何度かお持ち帰りされてるけど、
目が覚めると知らない人と寝てたとか、泥酔して覚えてないとか、
そういう経験はないのね。エロくなるっていうか、人肌恋しくなる感じかな。
寂しがりやなのかもしれない。彼氏がいる時はちゃんと彼氏に相手してもらう。
浮気もしない。問題は彼氏がいない時期。
でね、酔っぱらいながらも一応相手を選んでいる、らしい。
最低限のルールは前から知っている人で、わたしに関心をもっている人、らしい。
そういう基準を満たしていたら、後は気分次第っていうか、勢いっていうか、
テキトーっていうか・・・わたしの中のエロ女よ、もう少し選んでよ。
で、お持ち帰られじゃなくて置き去りにされた話です。
仮に裕太君としておくね。友人の彼氏の友達とか、そんな関係だったかな。
友人宅のホームパーティで紹介されたのが最初で、大勢集まってた中の一人。
その友人を中心とした集まりは、職業もバラバラで、個性的な人が多く、
とても楽しくて、時々集まっては飲んだり遊んだりしてた。
そのつど集まる顔触れは違ってて、裕太君もいたりいなかったり。
その頃わたしには彼氏がいたから、
飲んでもその仲間の中の誰かとどうにかなることもなかった。
裕太君はバックパックにカメラを詰めて主にアジアを放浪して写真を撮り、
お金がつきると日本に戻ってきてバイトして、
お金が貯まるとまた放浪の旅に出るという人だった。
裕太君がわたしに興味をもっているっぽい気配はなんとなく感じてた。
友達としては面白くて好きだけど、それ以上の感情はわかなくて、
Hしたりってのもありえないと思ってた。楽しい仲間の一人って感じ。
そうこうしているうちに、わたしは彼氏と別れちゃった。
その日も何人かで集まってワイワイ飲んでて、裕太君の旅話で盛り上がり、
じゃあ旅の写真を見せてもらおうという話になって、
お酒とおつまみを買い込んでみんなで裕太君のアパートに押し掛けたのね。
今思えば仲間の作戦だったのかも。みんな私が彼氏と別れたのを知ってたし。
いつの間にか他の仲間はひとりふたりと消えてしまって、
ふと気付くと裕太君と二人っきりになってた。
で、その時点でわたしはかなり酔っぱらってた。
っていうか、酔ってなければ二人っきりになる前に状況に気付いてた。
ゆるすぎるよーわたし、誘ってるのと一緒じゃないか?
おしゃべりが途切れ、目が合う。裕太君目がマジですよ。
(この状況はやばいよ〜、どうしよう)とか考えるんだけど、
酔っぱらってて動くの面倒。
(このままじゃだめっ、まだ間に合う、立ち上がれ〜)
と脳内で自分を応援しているうちに裕太君にキスされた。
ためらいがちで控えめな軽いキス。
そこで拒否すれば多分裕太君はやめてくれたと思う。
だけどあの日のわたし、どうかしてました。キスに応えちゃった。
だって、キスされたらキューンって電流走っちゃったんだもん。
バカバカバカ!もう引き返せないじゃないかっ。
裕太君はいったん顔を離し、探るようにわたしの瞳の中をのぞいてた。
わたしは(なにか言わなきゃ!)って思っているんだけど、何も反応もできず、
何も言えず、裕太君から目をそらせないまま床にペタリと座ってた。
そして、無言で目を合わせたままの緊張に耐えられなくなって、
目をつぶっちゃった。そんな状況、さぁどうぞって言ってるようなもんだよね。
ガシッと抱きしめられ、さっきとは違い貪るようなキス。
(だめーっ)と心の中で叫んでいるのに、わたしってばさっきよりエロく応えてる。
キス好き・・じわ〜っと濡れてくるのがわかる。
裕太君に強く抱きしめられ、激しくキスしてると呼吸が苦しくなってきて、
唇が離れた時にやっとの思いで「痛いよー」と言った。
でもさ、そんな言い方って、次へ進んでって催促してるようなもんだよね。
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裕太君は「あ、ごめん」って腕の力をゆるめてくれたんだけど、
今度は素早く抱き上げられ、ベッドに連れて行かれちゃった。
一瞬冷静になって(下着は何着てたっけ?)って気になったんだけど、
裕太君は下着姿に興味ないのか、がっついてたのか、
すごい勢いで着てたものを剥かれ、あっという間に裸にされちゃった。
わたしの足の間に片足をからませ、両手首をそれぞれの手で押さえられ、
ロックされた状態。唇、頬、首と裕太君の唇と舌が這いまわり、
荒い息づかいが耳元で聞こえる。
ここまできちゃうと(だめだよー)と思ってるのに、
そもそも酔っぱらってるから、グニャーっと体の力が抜けてきた。
私の緊張がゆるんだところで両手を離し、裕太君も手早く裸になり、
今度は濃厚なキスをしながら、わたしの小さめの胸を揉み、
乳首をキューってつまむ。痛くはないけどちょっと乱暴。(やだ、こんなの)
そういう風に扱われるのって苦手なのに、その日のわたしってやっぱ変。
裕太君の唇が首から鎖骨を通って胸まで下がってきて、じらしも無しに
いきなり乳首に強く吸い付かれて、「んっっ」って声がでちゃった。
裕太君の指が胸から脇、おなかへと降りていく。
ここまできても頭の中の片隅にまだ(だめだよ、裕太君としちゃ・・)
っていうわたしがいて、「やっ」って裕太君の腕を両手でつかんで止めちゃった。
でも全然力がはいらなくて、
逆にわたしの両手首は頭の上で裕太君の片手に押さえられた。動けないよ。
裕太君の指はクリに到達。
「あっ」。自分でもビショビショに濡れているのがわかる。
クルクルと転がされ、指を入れられ、激しく動かされた。
普段は指で強くされるのって痛くてダメなのに、
どうしちゃんたんだろう・・きもちいい・・。
裕太君は手を離し、わたしの足の間に体を入れてきた。
両腕をわたしのヒザの下に差し込み足を抱え上げながらいきなり挿入。
(えっ!もういれるの?あ、生!だめっ!)
「ま、まって・・あっ、んっ!」生挿入に抗議しようと思ったんだけど、
裕太君の硬いものが中の気持ちいいところに当たってて抗議どころじゃない。
なんかね、大きさや形や角度がぴったりなの。
わたしのためにあつらえたの?ってくらい。
裕太君は少しずつ角度を変えながらガシガシと突いてくる。
「あっ・あん・・あっ」・・きもちいい。
抱き起こされて座位に。乳首をせめられ気が遠くなりかける。
正常位になってもちゃんと気持ちいいとこにあたってる。声とまらないよ。
足をM字っぽく折り畳まれヒザを押さえられた状態で、
裕太君の動きが早くなってきた。
どんどんヒザを押さえ込まれ、自分のヒザで胸が押しつぶされ恥ずかしいカタチ。
裕太君は自由自在に角度を変えて、奥にもガンガン届いてる。
「ぁ、ぁ、ぁ、イッ・・・」イキそう!
そんなわたしを見た裕太君はさらに動きを早める。
(中はやめてー)って頭の中で叫んでいるんだけど、
ヒザを押さえられててどうにもできないし・・そもそもそれどころじゃない、
きもちいいよぉ・・「イクッ!」・・イッちゃった。
同時に裕太君もわたしの中でドクドクって・・イッちゃった。
裕太君が寝ちゃったあと、のろのろと洋服を着て帰りました。
もう夜が明けてたよ。
裕太君とHしたのはこの一回きり。
裕太君はわたしと付き合いたかったみたい。
わたしはどうしても裕太君に対して恋愛感情を持てなかったのね。
妊娠はしなかったけど、中出しされた事はいつまでもひっかかってた。
拘束気味で一方的にせめられ、乱暴に扱われるHもイヤだったし。
中ではあまりイケないのに中イキできて体の相性はよさそうなだけに、
恋愛感情を持てない裕太君のHの虜になりそうなのも恐かった。
でも、それくらい気持ちよかった。