大学受験前夜、俺は姉のベッドに寝ていた。
 一人ではない。
 隣には寝息を立てる姉がピンクのパジャマ姿で寝ている。
 仰向けに寝る姉に向き直ると、ひんやりとした姉の左手の甲に俺の熱棒の切っ先が触れた。
 姉は優しい寝息を立て続けている。
 色白で透き通るような姉の横顔は薄明かりの中、ぼんやりと輝いているようにさえ見える。
 恐る恐る姉の左手首を手に取ると、切っ先から溢れるカウパーが姉の甲を撫でるように濡らした。
 そしてダラっとしなだれるその冷たい指先を、脈打つ俺の肉棒に絡ませた・・・。
俺は都内の大学を受験するにあたって、すでに親元を離れ都内の大学に通っていた姉の部屋を拠点とすることになった。
 受験前日、空港で姉と落ち合った。
 姉は2年の都会生活ですっかり垢抜けていた。
 そして人混みに揉まれビクついている俺を朗らかに迎えてくれた。
 姉は俺に合わせて地元の方言丸出しで気さくに話し掛けてくれたが、当時の俺は訛りを見知らぬ人に聞かれることすら恥ずかしくて、返事するのもやっと・・・という体たらくだった。
そんな俺もこの上京はとても楽しみにしていた。
 まず、久しぶりに姉と会えるからだ。
 そして日頃の妄想を果たす、またと無いチャンスだったからだ。
姉も実家に住んでいた頃、童貞をこじらせていた俺は、家族の目を盗んでは寝ている姉に触れ、時にはチンコを太ももにそっと押し付ける、姉の掌でシゴいてそのまま射精などという変態弟ぶりを発揮していた。
 そんな姉と2人きりの夜を過ごせる・・・。
 もはや受験どころではなかった。
 実際、国立の判定結果が思いのほか良かったので、この私立受験は念の為の滑り止めという位置付けだった。
 そのため俺の頭の中は、姉の体でどう射精するか、という歪んだ妄想で溢れていたのだった。
空港からそのまま姉の部屋へ向かった。
 1Kの狭い部屋だ。
 8畳洋間に家財道具が所狭しと並んでいる。
 トーキョーのうさぎ小屋。
 テレビ、箪笥、本棚、ミニ化粧台、ちゃぶ台、そしてベッド・・・。
 それでも家賃は地方の2LDKクラスだったらしいが。
翌日の受験の準備を済ませ、晩御飯は姉の手料理を食べた。
 姉はいそいそと後片付けをしている。
 互いの近況をあれやこれや語り合いながら、俺は姉のベッドを背もたれにして参考書に目を通すふりをしていた。
先に姉からシャワーへ行った。
 続いて俺がシャワーから上がると、ちゃぶ台の横に布団が置いてある。
 姉はベッドにパジャマ姿で寝転がりながら本を読んでいた。
 またひとしきり話をして、姉が雑誌に視線を戻した。
姉「じゃ、勉強終わったらテーブルどかして布団敷いてね。私、先に寝てしまうかもだけど、あんたも早めに寝なよ」
俺「ありがとう、もうちょっと目を通すから先に寝てていいよー」
そう伝えてベッドを背もたれにした。
 久しぶりに他愛ない会話を楽しみたい気持ちも大きかったのだが、話は電話でいつでもでも出来る。
 触れるのは今しかないと思い直し、先に寝てもらうよう促した。
 俺は久しぶりに見る姉のパジャマ姿に欲情していて、視線は参考書に向けつつもちゃぶ台の下で密かに勃起していたのだ。
今、背もたれにしているベッドに姉が寝転がっている。
 時折、姉が雑誌のページを捲る音が聞こえる。
 それに合わせて俺も思い出したように参考書のページを捲る。
 姉のページを捲る感覚が段々と長くなったように感じる。
 さっき捲ってから15分経っただろうか。
 耳を澄ますと寝息が聞こえ始めた・・・。
ベッドを見やると、姉はうつ伏せのまま寝入っていた。
 組んだ両手を枕にして顔はこちらを向けて寝ている。
 色白で整った顔立ち。
 唇は薄い。
すぐにでも触りたくなったが、俺は冷静に事を進めた。
 まず、姉の体勢が良くないのだ。
 うつ伏せだとお尻や太ももは触れるが、胸やマンコは楽しめない。
 さらに両手が枕になっていては握らせることも不可能に近い。
 またうつ伏せはイビキをかきにくいため、眠りの深さを測りにくい。
 そこで俺は一度トイレに立つと、戻ってベッドにもたれる際、わざと強めにベッドのクッションに両肘をついた。
 ベッドがたわみ、少し軋んだ。
俺「あ、ごめん」
姉「ん・・・」
受験上京した弟の世話を精一杯焼き、疲れ果てて寝落ちした姉に対して鬼畜の仕業だが、俺は必死だった。
 姉は寝ぼけつつも雑誌を隅に追いやり、そして寝返りを打ったようだ。
 そして5分もしないうちに姉はイビキをかき始めた。
そっと振り返ると姉は仰向けで寝ている。
 俺は参考書を閉じるとテレビを点けた。
 音量はかなり小さめ。
 静かすぎると異様に響く衣擦れの音を、雑音で誤魔化すあざとい戦術だ。
 そして部屋の灯りを豆電球へと切り替えた。
 ピッと音がしたが、姉はイビキを立てている。
 作戦が効いているのかしらん。
暗がりの中ジャージのスボンを脱ぎ、おもむろにトランクスからチンポを取り出すと既に硬直していた。
 そのままそっとベッドに腰掛ける。
 シングルベッドなのでかなり小さい。
 だが、さっきの寝返りで姉は奥の方へと転がったので、手前にはなんとか俺一人寝そべるスペースが出来ていたのは僥倖だった。
 仰向けに寝る姉の左横に、滑るように音もなく仰向けに寝そべった。
 当時拳法2級、流水の体捌きが活きたようだ。
 この動きを師範が見ていたら、即昇級試験を勧められたかもしれない。
すると、ふと姉のイビキが止まった。
(ヤバい、起きた???)
俺は息を殺してじっと堪えた。
 剥き出しのチンコも直立不動だ。
 その甲斐あって姉はすぐにイビキを再開した。
姉は左手を自身の体に沿うように伸ばしていた。
 俺はゆっくり姉に向き直ると、硬直した愚息の先端が冷たい姉の左手の甲に触れた。
 チンコがピクピクと脈打つたびにカウパーが滲み出るのがわかる。
 間もなく姉の甲をヌルヌルに濡らした。
 自身の息を殺し、姉の寝息を伺いながらチンコを甲に擦り付ける。
 これが最高に興奮するのだ。
 姉はまだイビキを立てている。
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俺は堪らなくなり、姉の左手首を手に取ると、ダランと小さく閉じた姉の指先を押し広げるように自身の肉棒をあてがった。
 そして姉の手で輪っかを作るようにして優しく肉棒を包ませると、ますます硬直する。
 経験上、ここまで来ると姉はもう起きない。
 深く眠っている証拠だ。
 眠りが浅い時は少し触れただけでイビキが止まり、しばらくして目を覚ますからだ。
俄然強気になった俺は、姉の手を大胆に上下させた。
 俺自身も姉の掌もカウパーでヌルヌルだ。
 姉の横顔、胸の膨らみを舐め回すように見やりながら姉の手でシゴき続ける。
 微かに聞こえるテレビのニュースキャスターの声に混じって、ヌチャヌチャと淫靡な音が響いている。
今は俺が横向きに寝ている体勢なので、姉の手のひらが俺の肉棒の左側を擦る状態だ。
 このままでももちろん気持ちいいが、射精の瞬間精子が飛び出してしまうだろう。
 そこで俺はゆっくり仰向けになると、姉の手のひら部分が尿道口に当たるように整えた。
 亀頭を手のひらで包むような形だ。
 こうすると精子を姉の掌が受け止める要領になる。
 俺は両手で姉の左手を丸め、その穴を上下させた。
 この時、もう姉が寝ているか起きているか考える余裕はなかった。
 快感に身を任せて一心不乱に姉の手のひらを犯す。
そして迎える射精。
 2年ぶりの快感は途方もなかった。
 頭は真っ白だ。
 手のひらに押し付けるように射精すると、姉の指の隙間から精子が溢れ、俺の指とヘソの辺りを濡らした。
 姉のイビキを聞きながら5分ほど呆然としていた。
 姉はクークーとイビキを立てている。
 そして用意していたティッシュで拭き取り、時計を見るとまだ夜の23時だ。
俺はベッドから起きて水を飲み、トイレから帰ってくると姉は背を向ける形で横向きに寝ていた。
 イッたばかりだったが、華奢な割りに豊満な尻と太ももで張りつめたパジャマを眺めるうち、自然また欲情していた。
 流水捌きで姉の背後に寄り添うと、半勃起のチンコを軽く姉の太ももに押し付けた。
 その弾力で俺は瞬く間に再硬直した。
 俺は大胆にも後ろから抱きつくように左手を姉に絡め、そしてパジャマの上から胸をそっと触れてみた。
(乳首が立ってる?)
手のひらで乳首を挟むように揉むと、硬く尖っている。
 これまでも胸を触ったことはあったが、こんな硬くなったことはない。
ふと、姉のイビキが止まっていることに気付いた。
 俺は息を殺した。
 しかし、チンコは姉の太ももの間に突き刺したまま、手のひらで乳首を揉んだ状態だ。
 しばらくして、俺はチンコに力を入れ、腰を動かしてみた。
 俺の呼吸は荒くなっている。
 姉の反応はない。
 そしてゆっくり腰を前後し、姉の太ももの間に挿入を繰り返した。
 勢いづいて、左手で胸を揉む。
 すると姉がビクっと反応した。
 ただちに手を離し、腰の動きを止め、様子を窺う。
 しかし反応はない。
(もしかして姉は起きてる?)
またチンコの挿入を再開して、今度は指先で乳首を摘んでみた。
 姉が、「ウッ」と声を上げた。
 しかし声を上げたきり反応はない。
(やはり姉は起きてる・・・?寝たふりを続けているのか・・・?)
姉を愛おしく感じた俺は半信半疑で、それでも興奮はやまず、太ももに挿入しているチンコを姉の股関部に当たるように優しく突き上げてみた。
 パジャマ越しの素股状態だ。
 姉は震えるような長いため息をふーっと吐いた。
 俺は体をそっと起こし、ゆっくり姉の横顔を覗きこむと、姉はまぶたをピクピクと痙攣させながら必死に目を瞑っている。
やはり姉は起きている。
 寝たふりしているのだ。
姉の横顔を覗きこみながら、さらにチンコをマンコに擦りつけた。
 すると姉の口が開き、「ハーッ」と小さくため息をついた。
 さらに突き上げると、俺の腰の動きに合わせて、「フッ、フッ」とため息が漏れる。
 瞼は痙攣したままだ。
もはや寝たふりもバレバレになってきた。
 俺が寝たふりに気付いていることも、姉は知ってるだろう。
 しかし俺はあくまで姉が寝ている体で、素股挿入を再開し胸を揉む。
 姉が感じて声を出すと俺も動きを止め、息を殺す。
 そして挿入を再開・・・。
 これを何回繰り返したかわからない。
 いつしか、姉の股関部は俺のカウパーと姉の愛液でビショビショになっていた。
姉の呼吸が激しくなり、俺自身も限界に来た時、俺は姉の腰を強く抱き締め、腰を仰け反らせた。
 姉は、「うーっ」と困惑したようなため息をついた。
 姉の股間部に突き刺すようにチンコを突き立てたまま、ドクドクと射精。
 2発目だが、止めどなく溢れた。
 お互い息を荒げたまましばらく脱力していた。
 姉のパジャマはドロドロになっていた。
俺は姉をゆっくりと仰向けにしたが、姉は顔が紅潮し、瞼もピクピクしていた。
 姉はあくまで寝ている設定だったので、俺は少しずつ姉のパジャマを脱がし、小さな箪笥から真新しい姉のパジャマを探し出すと、ゆっくりと姉に着させた。
 姉は寝たふりを必死に続けていたので腰を上げることもしなかったため、穿かせるのにかなりの時間がかかった。
翌朝、姉は、「起きろ~!」と言いながら寝ている俺にダイブしてきた。
 昨夜のことはお互い気付いてないことにしようと、無理に繕ったのだろう。
 朝ご飯が用意されていた。
 俺は申し訳ないようなありがたいような気恥ずかしいような気分になり、ただ一言「ありがとう」と言うと、「なにが?姉弟なんだから当たり前!今日ちゃんと頑張りなよ」と笑顔。
 姉は試験会場まで付き添ってくれた。
 帰りはさすがに1人でいいと伝えたが、姉は試験終了後、門で待っていてくれた。
翌日、もう一校受ける予定だったのでさらに姉のとこに2泊した。
 毎晩2回ずつ、姉で射精した。
 本番はしてない。
 念の為。
 最後の夜は姉も明らかに喘ぎ声を上げていたが、それでもあくまで寝たふりを続けていた。
結局、俺は地元の国立に行くことになった。
 今では主婦となった姉。
 この時のことはお互い話すことはない。 


