嫁の友人が家に泊まりにきた時の話。
子供も生まれて手狭になったので、少し広い家に引っ越しをした。引っ越しをして1ヶ月後、嫁友と庭でバーベキューをする事になった。
嫁友はそのままうちに泊まればいいや、って話しになって。嫁友は開業医でもちろん頭もいいけど、すんごい美人で、そしてとても気さくな人だった。
医者、美人なのを全く鼻にかけないサバサバした性格だ。だからめちゃくちゃモテる。
当日バーベキューの後、みんなで近くの温泉に行ってしばらくして子供も寝静まったので、俺と嫁、宏美さんの3人で改めて部屋で飲み直した。
酒も進み、嫁も宏美さんがシモの話を始めた。
嫁は元々好んで下ネタ話しをするタイプではないけど、この宏美さんとはエッチの悩みも含めて何でも話せる仲だと前々から聞いていたので、俺はあまり驚かなかった。
男はイクのは簡単で視覚的にも分かるけど、女はイクのが難しいし、イッたのかどうか自分でも分かりにくい、ってな話までしてた。
夏の始めの夜だったけど、その日はたまたま涼しかったからクーラーは使わずに、窓を開けて扇風機だけ回していた。
宏美さんはいつでも寝られるように既にパジャマに着がえていた。
時折扇風機の風がパジャマの襟口や袖口を捲るので、火照った宏美さんの体を盗み見るうちにだんだんムラムラしてきた。
俺はコタツテーブルの下で足を組み替えるフリをして、宏美さんの足に触れてみた。
宏美さんはビクッとして足を引いたが、何事もなかったように話を続けてる。
調子に乗った俺はもう一度組み替えるフリをして足に触れた。
今度は宏美さんは足を引かなかった。
さらに調子に乗った俺はそのまま足の指で、宏美さんのスネ辺りを軽く揉んでみた。
やんわりと。
宏美さんはその俺の足の指をそっと手でなぞってきた。
俺は心臓バクバクだったが、その矢先宏美さんは立ち上がって、台所に焼酎の水を足しに行った。
宏美さんはピッチャーに水を足して居間に戻ってきたが、さっきとは少し俺から離れた場所に座った。
その間も宏美さんは元カレの話しなどをしている。
(うわー避けられてる……当たり前だよなー)
自分の変態的アプローチをさりげなく躱された俺は急に猛烈に恥ずかしくなった。
嫁「トモくん、顔真っ赤だよ。大丈夫?」
表情も多少引きつっていただろうし、嫁が心配して言った。
俺「ちょいと飲み過ぎたかも笑」
とりあえず笑って誤魔化した。
すかさず宏美さんも言った。
宏美さん「ちょっと変な話したから気分悪いんじゃない?」
少し嘲るような口調。
でも怒ってはいないかな…。
俺は何事もなかったように戯(おど)けて言い放った。
俺「綺麗どころ2人がそんな話してたら、そら酒も回るって。ちょっと酔い覚ましてくるわー」
これは本当の事だったし、俺は勝手ながら宏美さんの少し見下したような言い草に頭にも来ていた。
(ほんとに勝手だけど…)
そう言い放った勢いで俺は寝室に引っ込んだ。
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1人寝室に戻ってあれやこれや考えているうちに眠ってしまった。
尿意で目を覚ますと嫁が隣に寝てた。
時計を見ると夜の2時過ぎだった。
嫁を起こさないよう立ち上がると頭がガンガンしたが、寝室を出てトイレに向かった。
スリガラスの付いたドア越し、廊下に居間の灯りが漏れていた。
(宏美さん、居間に寝てんだな…)
宏美さんの寝姿を想像して体を熱くした俺だったが、尿意を解決しようと、とりあえず居間のドアを通り過ぎて、トイレを済ませた。
トイレから出た俺は居間のドア前に立ち止まった。
隙間から宏美さんが寝ている布団が見えた。
角度を変えて覗き込むと、宏美さんが横向きに寝ているのが見えた。
腰にタオルケットを掛けて寝てる。
ゆったりとしたパジャマの足元が捲れて、薄明かりでふくらはぎが白く輝いて眩しかった。
どうしようもない性欲に襲われたけど、この廊下の先の寝室には嫁が嫁が寝ている事や、何より相手が嫁の親友である事、さらに俺には高嶺の花すぎる!などと考えて、居間に侵入する事はやっぱりできなかった。
やんわりとさっき拒絶された事も思い出したし。
そこで俺はトイレからトイレットペーパーを取ってくると、また居間のドアの前に立った。
パンツを下ろして、怪しく輝く宏美さんのふくらはぎを見ながらムスコをシゴキ始めた。
宏美さんが寝返りを打った、しかし目は閉じている。
廊下は真っ暗だったから、宏美さんからは見えないはずだ!
俺は構わずシゴキ続けた。
シゴくうちに、むしろ宏美さんに気づいて欲しい、とさえ思うほど興奮してた。
ガムシャラにシゴいてた最中、宏美さんの目が開いた。
というか、いつの間にか開いている!
やべーーー!!
怖じ気づいた俺は手の動きを止めた、見られてる興奮で射精してしまった。
立ったままドクドク……。
反射的にトイレットペーパーで尿道口を抑えたけど、精液が床にボタボタッと落ちた。
宏美さんを見ると、宏美さんもジッと俺を見ている。
沈黙に押し潰されそうになって、いっそこのまま居間に入り込んで、抱きついてしまおうかとも一瞬考えたりしてた。
シゴいている時よりも心臓がバクバク。
その時宏美さんは体を起こすと、両手を大きく、ゆっくりとクロスした。
×印。
×印を作ったままチンコ抑えている俺を見ている。
拒絶のサインだとすぐに解ったけど、仕草はどこか飄々(ひょうひょう)としてた。
俺を傷付けないようになのか、さすが女医だなぁとちょっと感心したぐらい。
そして宏美さんはにーっと笑うと手を畳み、背を向けた。
俺は床に落ちた精液を拭いてから寝室に戻った。
翌日、宏美さんが帰り間際に俺に耳打ちするように言った。
宏美さん「トモくん、嫁を悲しませろような事したら絶対に許さないからね…!」
美人なだけに凄みが効いてた。
俺は苦笑いしかできなかったけど………あのまま襲ったらどうなってただろう…。